文学の授業

ロサンゼルスに語学留学したあとに、南部のアーカンソーに留学していた時に、文学の授業をとっていました。先生は70歳を超えた先生。とても厳しい先生で有名だったので、私のような、英語のわからない日本人が授業をとっても、絶対に単位をくれないから、やめるようにと言われていました。実際、その先生からも、いい成績が欲しいんだったら、私の授業はやめた方がいいと、はっきり言われました。でも、私はどうしてもその先生の授業がとりたかったので、単位はいらないというと、笑顔でじゃあ来なさいと言ってくれました。

 

ある日、クラスで黒人文学を勉強をしていた時に、先生が言いました。南部では黒人はかつて奴隷として扱われていた時代があるので、大学の先生の中には黒人文学を扱わない先生がいると。彼女も学生の頃、そんな先生に会ったことがあり、なぜ黒人文学を扱わないのが、疑問に思ったと。

 

だから、私は、何時間かかけて、みんなと黒人文学を学びたいと話してくれました。中には黒人の少年もいましたが、率直に自分の思いを話してくれた文学の先生にみんな共感しました。私の英語力はまだまだでしたが、その先生がとても大切なことを話しているとわかったので、一生懸命話を聞いたことを覚えています。そして、彼女は信頼できる先生だと確信しました。